テント泊の 涸 沢 穂高岳山荘 2996m
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沢渡に11:52に到着してバスに乗り換えて上高地バスターミナルに12:29に着く頃には 小雪がチラチラ待っている。村営食堂で昼食にする。ツアーの人たちや観光客の人の姿が目立つ。 小雪が待っているので山は雲の中。13:09に食事を終えて出発する 河童橋から横尾に向かう途中可愛い小鳥たちが登山道で遊んでいる。1〜2mまで近づいても 逃げる気配はありません。 この前涸沢に来たときは2006年10月の紅葉の頃でした。涸沢ヒュッテでビールを飲もうと 言うことでしたが嵐で念願がかないませんでした。 今回はテント泊なのでどんなことになるのでしょうか? 立川で待ち合わせDoさんの車で沢渡まで行き、沢渡で上高地行きのバスに乗車。 徳沢→横尾と歩きます。横尾でテント泊して翌日涸沢まで歩きテント泊です。 |
朝8時に立川で待ち合わせ中央高速を上高地に向けて、春山を眺めながら、 そして南アルプスが見え始め甲斐駒ケ岳もやっと顔を見せて次には八ヶ岳が 姿を現す。高速道路は本格的に明日からがゴールデンウイークに入るので 今日はすいていて走りやすい。 |
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梓川は芽吹きのときで化粧柳が薄く赤く 色づいて美しい。 小鳥には詳しくないので何の鳥なのかわからないが まだ子供なのだろうか? |
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登山道ではウソが遊んでいる。 比較的近づいても逃げない。 登山道では雪崩があったらしく いつも歩いていた登山道ではなく 梓川の中を歩くようになっている |
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17:21 テント設営 横尾山荘でテント設営の許可を得て空いている場所を 探し設営に取り掛かる。雪のない場所に張ることにする。 2人用テントでフライシート、入口が2つあるという風になって いますので登山靴は最初の入口に入れます。 雪山では外に靴を置いておくと凍って掃けなくなってしまいます。 ツアーで1月に上高地にテント泊に行った時ビニールに入れて シュラフの中にいれて寝ました。外は梓川の水の流れが 聞こえてます。シュラフにシュラフカバー、そしてホカロンを 背中、足の裏に張って寝ます。 |
2日目の朝、目を覚まして外に出てみると雪が降ったようであたりは真っ白で驚きました。 朝はカレーライスです。自炊だと荷物が大変なので食事は宿でとる計画です 良くは寝られませんでしたが少しはうとうとしたのだと思います。 食事を終えてテントをたたみ涸沢へ向けて出発です。 |
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8:19 出発の前に テントの道具を背負うと肩にぐっと来ます。 一人では持ち上がらないので助けてもらいます。 何年ぶりでこんな重たい荷物を持ったのでしょう。 ヤッホーで行った時以来です。 |
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今は本谷橋も雪の中でありません。秋に来たときは橋があってその橋を渡って 登っていった記憶があります。雪のある時期は登山道の様子が違います。 雪崩のあともあります。 荷物が肩に食い込んで本谷橋辺りから少々つらいのぼりです。 |
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13:08 やっと涸沢ヒュッテに到着です。 久しぶりの大きな荷物を背負って 登ってきたので肩や腰が痛いけれど 周りの雪山を見れば来て良かったと 感動します。 テント村がすでに出来ていて 色とりどりのテントが張られていて とても綺麗です。 我々も手続きをしてテントを張ります。 お隣のテントの方からスコップを 借りて雪を掘って平にします。 出入りする所には階段を作ります。 テントを張ってみるとテントが はみ出すので、又雪を集めて 補足します。 |
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17:06 涸沢ヒュッテでの夕食 涸沢ヒュッテに着いてテント設営 その後涸沢ヒュッテで夕食 その後は何もやる事はないので テントへ入り就寝しようとするが ものすごい風の音で寝られない。 テントが吹き飛ばされるかと思う ような台風並みの風がテントを たたく。 そんな風の中、テントってすごい と思う。薄い布が張ってあるだけ なのに風も雪も入ってこない。 明日は耳栓を買おうなんて話す。 |
3日目の朝、早くからテントの外では女性の話す声がしている。 どこかから「うるさい」と声がかかる。 ゆっくりおきて朝ごはんはテントの中でパンで済ます。 5時前にテントを出てみる。手の指が冷たい。 だんだん青空が広がり素晴らしい天気になってきた。 北穂高に行こうか?それとも白出のこるまで行こうか? |
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北穂高を見ると登山道は急な斜面であるが、行ってみることにして 出発する。が歩き始めたらソリに乗せられて下りてきた。 ヘリで病院へ運ぶと言うことだ。こんな現場を見ると行く気がしなくなり 北穂高はやめて白出のコルに変更して改めて出発する。 |
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9:03 雪崩にあったと話す人 上の雪崩の場所は、ゴーという音がして誰かが 「雪崩だ」と言うので見てみるともうおさまっていた。 何回か雪崩がおきていた。 下山してきた人が「雪崩にあった」と話をしてくれた。 蟻の行列なので少し登山道を離れて左によって歩いて いたそうだ。すると雪崩に巻き込まれ3回転したのだとか ヘルメットをかぶっていたので良かったと話す。 他の一人はピッケルを流されたと言うことで怪我を しなかったが後ろにいた女性は手に怪我をしたと 言うことだった。 |
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9:51 パトロール隊の人 雪崩に巻き込まれた人が下っていって しばらくして「雪崩があったのを知って いますか?」とパトロールの方が登って 来られた。「もっと山側を歩いてくれると いいのですが、トレースが出来てるので しょう。気をつけて行って下さい」と声を 掛けてこられた。 |
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7:50分にテント村を出発して途中雪崩にあった人や写真を撮ったり 休憩しながらゆっくりと登って11:10分に穂高岳山荘に到着する。 白出のコルに立つと雄大な眺めで目を見張るばかりである。 穂高岳山荘でラーメンを食べたり買い物したりする。 涸沢岳の上の方はガリガリに凍っていて危険と言うので無理をしないで 1時間10分あまりいて下山することにする。 |
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急斜面を下りながらも振り返ると雲が虹色をして湧き出している。 太陽の光でそのような色に変化しているのだろう。 はじめての光景に写真を撮るがその色が写真には出てこない。 12:26に穂高岳山荘を出発して涸沢小屋に着いたのが14:35である。 雪が締まってないのでとても歩き難いのと急斜面で慎重に歩くので 2時間あまりかかった。涸沢小屋に着いてほっとする。 |
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15:10 涸沢小屋のテラスで生ビールで乾杯 今日は涸沢小屋で夕飯を頂くことにする。 穂高岳山荘から直接涸沢小屋に来て テラスで生ビールで乾杯!! 夕飯は6:30からなのでまだ時間は大分 あるが、待つことにする。 最初はテラスにいたが、寒くなって 小屋の中に空いてる場所があったので 小屋へ移動して待つことにする。 リピーターが沢山いるようでした。 4時間ほど涸沢小屋にいてようやく食事 テントに帰ったのが19:29でした。 その夜は風は吹いたけれど昨日のような 激しい風ではなかったのでほっとする。 |
今日は下山の日。朝ゆっくり起きて外に出てみると今日も良い天気だ。 だんだん空も雲が取れて青空が広がってくる。 準備をして9:46下山開始。相変わらずザックが肩に食い込む。 |
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雪が腐っていてズブズブ入ってとても歩き難い。 そんな中小さな男の子を連れたご夫婦が登ってくる。涸沢ヒュッテには 小学生の子供達も結構見かけた。「何歳?」と聞いてみると手の指で4を 示した。私も親子山のサポーターをしているけれど4歳で涸沢に登るなんて ちょっと考えられなかった。「がんばってね」と声を掛けて下った。 |
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12:19 梓川沿いを行く |
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重い荷物を背負って下山してきて二人とも足に豆を作ってしまいました。 絆創膏を貼ったりしましたが痛くて痛くて早く着かないかと願うばかりでした。 |
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上高地バスターミナルに到着してタイミングよくバスが発車しました。 沢渡に着いて久しぶりに温泉につかり疲れを取ることができました。 帰りのことを考えるとゆっくりもできないのですぐ来るまで出発しました。 やっぱり渋滞に巻き込まれて立川に着いたのが夜中になってしまいました。 ホテルを探したけれどどこも満室でありません。仕方がないので初めて カプセルホテルに宿泊しました。 涸沢は360度3000m級の山に囲まれて素晴らしいところでした。 秋に来たときとは違って本当に良かったと思いました。 |