家を出るときは僅かな雨だったが高尾山口に着くと雨具が必要な雨になった。 高尾山口9時に3人で待ち合わせ。上だけ雨具をつけてスパッツをつけ傘をさして 登る事にする。久しぶりに稲荷山コースを歩く事にする。 この雨では景信の茶屋はやってないだろう。家を出るときもしかして茶屋は開いて ないかもしれないとの思いもあり、おにぎりを買ってはおいた。 登山道には、タマアジサイ、ヤマジノホトトギスが咲いて美しい。 途中あまりの暑さに東屋で雨具を脱ぎ傘をさして登る。やはり涼しい。 一丁平から小仏へ。あと30分歩けば景信だ。予定通り正午には景信山に到着。 やはり茶屋はひっそりとしている。でもいつもの様に小屋の中でAさん持参のビール で”はい、お疲れ様”。その内団体さんが来て小屋の中は賑やかになった。 お昼を頂き下山する。シモバシラの花が咲いて9月を思わせる。萩の花も咲き ススキも穂を出して秋の気配。明王峠は巻いて大平小屋へ。誰も居なくて静か いつもの様に貝沢コースを下るが誰にも会わずモクモクと下る。4時前には 目的の一つである”かどや”に着けるだろうと思いながら下ってきた。 ここで事件に遭遇する事になる やがて登山口のゲートに着くと軽自動車がエンジンを掛けて止まっている。 「エンジンもかかっているので乗っていこうか」と冗談を言いながら車をやり 過ごそうとしたら、ブルーのビニールホースで排ガスを窓に差込みガムテープ で目張りをしているではないか。急いでビニールホースを引き抜き目張りのガ ムテープを引きちぎり、その窓を少ししか開かないが開けて携帯で110番する。 このコースは地元の人が利用するくらいで地図にも載ってなくてわかり難いので 場所がなかなかわからなかったようだ。それでも何とかわかったらしくパトカー と救急車が来るとのことで待っている事になった。 いくらドンドンと窓を叩いても反応はない。やっとパトカーが来て窓を割る。 その内救急車が来て中の人を担架に乗せ酸素をする。息をしているし、お腹も 動いているとのこと。救急車の人がヘリを要請したそうだ。30代前半の若い 男性だ。消防自動車が2台来て赤色灯が回っているので異様な雰囲気である。 警察官に3人とも、住所、氏名、生年月日、職業、家の電話番号、携帯番号を 聞かれて開放された。いつどんな時に事件、事故に遭遇するかわからないと 改めて思った。相模湖に着く頃にはヘリが飛んで来たので病院に搬送したのだろう。 |