お盆休みを利用して |
今年の夏は「節電の夏」で家にいてもクーラーをガンガンかけていると節電にはならないので ツアーを申し込み「世界遺産」に登録された「平泉」へ行くことにしました。 東京駅から出発という事です。東京駅で待っていた添乗員さん、ブラウスが今にもはち切れる かと思うほど(私も似たり寄ったり)の体格の持ち主でした。 福島駅から観光バスにて松島へ向かいます。観光バスは「福島観光自動車」でガイドさんは おばちゃんガイドさん、ドライバーは若い30代の女性で驚きです。 さて、どんな旅が始まるのでしょうか? |
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福島で新幹線を下車して観光バスで松島へと移動します。 松島をゆっくり見る時間もなく瑞巌寺へと案内されます。 先ず驚いたのは観光バスのドライバーさんが私の子供位の年齢なのでびっくりしました。 トラックの女性の運転手はときどき見かけますが、観光バスのドライバーさんは初めてです。 大きな観光バスを運転はいろいろ大変なことも多いと思います。聞いてみると車が大好きな のだそうです。ガイドさんが「見かけは若そうだけど年なんですよ」とドライバーさんのことを 言ってました。とっても面白いガイドさんでまるで「漫才」か「落語」を聞いているようで 楽しく笑わせてくれました。 |
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陽徳院御霊屋 愛姫(伊達正宗公の正室陽徳院田村氏愛姫)の墓堂。 万治3年(1660)孫の綱宗によって造営された。 平成18年から3年かけて創建当時の豪華絢爛な姿に復元。 |
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ガイドさんとは途中まで一緒で、帰りは反対側を歩いてみて下さいと言われたので 歩くことにしました。法身窟があり「瑞巌寺洞窟群」が続いています。 元来、納骨や供養の為の施設で造営は鎌倉時代に遡り江戸時代まで続いた。 松島は古来「奥州の高野」と呼ばれ浄土往生を祈念する神聖な霊場であったとのこと。 |
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本堂は修理中の為拝観できません 大急ぎで瑞巌寺を見て回り松島へと戻ってきました。 本来はゆっくり歩いてみて回りたいけれどそこはツアーの悲しきところです。 松島へ戻っても時間がないので大急ぎでカメラに収めて観光バスに戻ります。 |
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バスに戻り次は山形県立石寺に向かいます。 立石寺は2度ほど(雪の季節と夏の季節)行ったことがあり、大体のことはわかっていますので スニーカーを履いてきました。はじめていく人にとってはあの石段はちょっと大変だろうと思います。 |
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バスを降りてガイドさんと登り口まで一緒に歩きます。あとは奥の院に行く人、途中で やめて戻る人、それぞれです。私は奥の院まで行くことにします。 冬に友人と行った時は登山道が凍っていて滑る人もいたりしたことなど思い出しながら 登ります。でも暑いです。 |
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仁王門はケヤキ材で造られており、左右の仁王尊像は運慶(うんけい)の弟子達により造られた と物と言われ、「邪心を持つ者は登ってはならぬ」と睨みんでいる。裏側にある閻魔大王の像は この仁王門を通る方々の、過去の行いを記録しているのだと言う。 納経堂は断崖絶壁に建ち写経を収めているところ 開山堂は江戸末期に再建された物で 慈覚大師のお堂になっている。中には大師の木造の尊像が 納められているそうだ。 |
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ここが山頂です。あとは時間を見ながら下山します。 松尾芭蕉に「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」とよまれています。 |
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今日の一日の工程はここで終了です。観光バスで本日の宿の蔵王温泉へと向かいます。 バスの中ではガイドさんが面白おかしく皆を笑わせてくれます。歌もとても上手でした。 中学生くらいの子供さん連れの人がいたのですが、このガイドさん、冗談をおっしゃるので 「子供さんは素直だから嘘は言えません。幼稚園児を連れたおばあさんがいてこの時牛の話を してコーヒー牛乳を出す牛と牛乳を出す牛がいる」と話をしたそうです。お孫さんがおばあさんに どの牛がコーヒー牛乳を出す牛なの?」聞かれおばあさん困ってガイドさんに聞きなさいと言った とか。また、ベコと牛の違いでベコは左足からだし牛は右足から出すと話したとかまったくどこまで が本当でどこまで嘘かわからない話をします。大人は冗談で通じるけど小さな子供は本当にするかも? 子供は素直だから、ガイドさん綺麗ねと言ったとか。大笑い。 |
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温泉は夕食の後にすることにしました。 添乗員(Uemura)ガイドさん(Itouさん)ドライバー(Ootakeさん)3人で 食事をされていました。お水で乾杯をされていたのでビールでもお出ししようかと 思ったのですが、会社に報告しなければならずダメなんですと言われました。 |
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出発前に楽しく愉快なガイドさんと若いドライバーさんと一緒に記念撮影です。 今日は昨日と座席を代って一番前の席になりました。一番前は大好きです。 今日は遠刈田・蔵王酪農センターでチーズの試食→中尊寺・金色堂、毛越寺を見学・拝観です。 |
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蔵王酪農センター ガイドさん「試食はたっぷり、買い物はちょっぴり」 ですよと言われてたっぷり試食しました。 買い物も子供たちのお土産にと買いました。 飲むチーズも試飲しました。 甘みをもう少し押さえたらいいだろうと思いました。 |
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12:03 金色堂に入る行列 4本の巻柱や須弥壇(仏壇)、長押にいたるまで、 白く光る夜光貝の細工(螺鈿)、透かし彫りの金具 漆の蒔絵と、平安時代後期の工芸技術を結集 仏像は、須弥壇の上にご本尊阿弥陀如来、その前に 観音菩薩、勢至菩薩、左右に3体ずつ地蔵菩薩が1列に 並び、最前列には持国天、増長天が仏界を守護しています。 孔雀がデザインされた中央の須弥壇の中には、 奥州藤原氏の初代清衡、向かって左の壇に二代基衡、 右の壇に三代秀衡の御遺体と四代泰衡の首級が 安置されています。血筋の明らかな、親子四代の 御遺体の存在は世界にもほかに例がありません。 | |
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中尊寺を後にして昼食です。 時間がないのでツアーで予約しておきました。お餅が4椀とご飯もあります。 「山菜がないねぇ」と言う人もいます。 食事を終えてバス駐車場のところにある弁慶の生誕地をカメラの収めました。 誰も興味がないのか見る人はいません。「弁慶」と言う本を読んで「勧進帳」 は感激しました。白紙の巻物を朗々と読みあげ関所を通してもらうのでしたね。 |
![]() 次に向かうのは「毛越寺」です。 中尊寺から案内してくださる 現地ガイドの六角さんと言う方です。 毛越寺もご一緒してくださいました。 |
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嘉祥3年(850)慈覚大師(じかくだいし)が東北巡遊の折、この地にさしかかると一面霧に覆われ、 一歩も前に進めなくなりました。ふと足元を見ると地面に白鹿の毛が点々と落ちているので、大師は 不思議に思いその毛を辿ってゆくと、前方に白鹿がうずくまっていました。大師が近づくと白鹿の姿は 霧のなかへ消え、やがてどこからともなく一人の白髪の老人が現れ、「この地は霊地であるから堂宇を 建立するなら仏法が広まるであろう」と告げました。 大師は、この老人こそ薬師如来の化身と感じ、一宇の堂を建立し嘉祥寺(かしょうじ)と名付けました。 毛越寺境内は昭和29年から5ヶ年間にわたって全面的に発掘され、その規模などほぼ全容があきらかにされ その調査結果は、吾妻鏡などの古記録とも合致するものでした。 池を取り囲むように嘉祥寺、講堂、金堂円隆寺、教楼、鐘楼、法華堂などが建立されていたようです。 |
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境内には萩の花が咲き始めていました。 鎌倉には「萩寺」があるのでこの秋は行ってみたいと思っています。 あわただしく一めぐりしました。現地案内の六角さんともここで お別れです。現地案内さんで印象に残り今でもお付き合いしている 方がおります。福島の霊山で知り合った方ですが「花見山」へ 子供と行った時連絡してお会いしました。 バスに乗り福島駅を目指します。 バスの中から「平泉駅」が見えてきました。 |
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帰りの新幹線の時間があるのでガイドさん、ドライバーさん、添乗員の方々は何とか間に合うようにと 努力してくださったのですが,渋滞に引っ掛かりあきらめざるを得ませんでした。 ガイドさんが平泉の説明をしてくださったのですが、初代清衡,基衡,秀衡,泰衡 ヒラヒラと笑わせます。 福島駅が近くなると「ねぶたに来てください。大きくて立派ですよ。家に帰ればネブタはいるでしょうが 第一シボウ、第二シボウ、第三シボウと太ったのが大きな口開けて鼻からチョウチン出して寝ているでしょ。」 あぁ、そうか、寝豚のことなんだと大笑い。第一シボウは第一脂肪なのね。 新幹線に間に合わないことがわかっても不平を言う人は一人もいませんでした。 「みなさん、大きな心の持ち主でと何度も繰り返し、これだけ言えば何も言えないよね」とガイドさん。 実に楽しいガイドさんでした。また、お会いしたいガイドさんでした。 |