上高地から焼岳(北峰・2444.3m)
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今年もまた大好きな上高地を訪れる事が出来ました。 「上高地音楽祭」に合わせて昨年と今年で二度目になります。 昨年は音楽祭の途中から雨になり傘をさしての音楽祭でしたが、今年は 素晴らしい穂高を眺めながらの「ダ・カーポ」のギターとフルートと歌で 楽しいひと時を過ごすことが出来て幸せでした。14曲歌ってくれました。 お嬢さんが音大を卒業して5年だそうで家族で活躍なさっているそうです。 |
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6月7日 12:35 小梨平より奥穂高 |
小梨平に到着後ケビンの受付をして荷物を置いて音楽祭に行く。 美しい新緑と美しい梓川の流れ・小梨の花に囲まれて幸せを かみしめるひと時である。何と幸せなことか! |
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穂高をバックに歌うダ・カーポ Dさん撮影 きっと気持ちいいでしょうね |
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第24回 上高地音楽祭 川のほとりに・君へと続く道・鳩の詩・ベストパートナー 悲しみにさよならを・あの素晴らしい愛をもう一度・野に咲く花のように・エーデルワイス アメージング・グレイス・青春のままに・宗谷岬・結婚するって本当ですか・命の花 |
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![]() エゾムラサキ 上高地を代表する花 とても小さくてかわいい花 |
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15:46 宴会の始まり | 鶏肉団子と野菜たっぷりの鍋 こんな鍋が3つ |
昨年と同様Dシェフが腕を振るいます。生姜の香りがたまらなく美味しそう。 大きな鍋に3個作って最後におうどんを入れていただきます。すごいですねぇ。 今年もまた食事の間に散策してお腹を減らし又宴会です。夕方は雨になりましたが 傘をさして河童橋まで散歩しました。今年は小梨の花が沢山咲いています。 マイズルソウの群生も見られます。 |
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18:06 河童橋 この時間はまだ明るくて 後ろには穂高が見えますが 山頂付近には雲がかかって 全景を見ることは出来ません。 |
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散策を終えてもう一度飲み直し、そろそろ休む時間です。 明日は4時起床で4時30分出発です。 2階があるので散策組は2階に、登山組は下に休みます。 朝が早かったので8:30頃終身です。上高地の夜はストーブがないと寒いです。 |
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気象4時。雨の音はしません。 身支度を整えてケビンの外に出ると鶯がすぐそばで鳴いています。 散策組の人達も出てきました。お年寄りは朝が早いのですよね。 焼岳に登るのは女性3人、男性3人の計6人です。 焼岳も穂高も良く見えています。これから楽しみです。 |
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ケビンを出て梓川沿いに歩くと新緑の美しい道に出てさらに進むと 小梨が咲き散歩している人がいます。公衆トイレがあるので用を済ませ さらに進むと、ウエストン碑が右手に見えてきます。 やがて鳥居があるのでこれから焼岳に上るので手を合わせます。 すぐそばに屋根つきの休憩所があり登山届を記入します。 |
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登山口からニリンソウが登山道の両側にびっしりと咲き歩くのが楽しくなります。 スミレが咲いてエンレイソウ、ラショウモンカズラも咲いています。 クマザサを過ぎるとニリンソウの代わりにマイズルソウが登山道の両側を埋め尽くします。 でもまだ花は少し早いようで小さな蕾がありました。 |
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6:04 登山道で立ち休憩をとります。緩やかな登山道を登って行くとイワカガミの 花が現れます。ツクバネソウ、ミツバツツジの花の色がとても濃く鮮やかで素晴らしい。 やがて残雪が現れるがアイゼンは必要ありません。ごく普通に歩くことができます。 所々残雪がありたまにはズボッと踏み抜くこともあります。 |
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![]() 振り向けば霞沢岳がよく見える。 すぐまた少し長めの梯子が現れる。 イワカガミが沢山咲いている。 |
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7:04 登山道 梯子を登り切ると残雪の焼岳が大きく見える。 岩のごつごつしたところやスパッと切れ落ちた ところが眼前に広がっていて凄い場所です。 |
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7:20 一番長いアルミの梯子 登山道を登って行くと突き当りのようになっていて なが〜い梯子が現れる。一人が登り切ると次の人が 登り始める。 だからみんなが登りきるまでには少々時間が かかることになる。次のグループがやってきた。 |
皆でなが〜い梯子を登り切り進むと焼岳の煙が見えてくる。 草原のような登山道を登って行く。登山道にはイワカガミの 可愛い花がたくさん咲いている。 |
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![]() 誰か数えたのだろうか? |
小屋まで121歩と書かれた岩を見て下って行くと またまた雪の上を通って青い屋根の焼岳小屋に到着する。 小屋の前には数人が休憩をしている。小屋はひっそりしている。 ここからピストンするのでザックは置かせてもらうことにする。 バッチとボトルストッパーを購入してザックを置かせてもらう。 |
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8:17 焼岳展望台 焼岳展望台に到着です。 笠ヶ岳が素晴らしい姿を見せて います。数人の人がいたので 写真を撮っていただくことにした。 笠ヶ岳を入れて下さいと厚かましい お願いをして撮っていただいた。 |
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8:20 焼岳をバックに 360度の大パノラマを見る。 笠が岳から穂高・霞沢岳 梅雨だというのに何と良い 天気に恵まれて素晴らしい 山々を眺められて言うことなし。 |
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これから先は今までの登山道と違って荒々しい岩の登山道となっています。 |
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高度があがってきたので槍ヶ岳が見えてきました。 ここからでも笠ヶ岳から槍ヶ岳・穂高・霞沢岳などが見えて感動です。 早く山頂へ立ってこの素晴らしい展望を見たいと気持ちがはやります。 一番早く登っていたHaさんが上の方から「カモシカがいる」と声が かかり、後ろを振り向くと雪渓の手前の岩の上にいました。 |
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9:48 焼岳山頂 2444.3m 遅れていたMaさんとKuさんが登ってきて 9:39全員山頂直下に勢ぞろいしました。 山頂を見上げると火山ガスが音を立てて噴き 出しています。あのガスを吸うと大変だから 登らなくていいという意見が出て記念写真を 撮りましたが上から下りてきた人たちが 「大丈夫ですよ。臭くないです」と言って くれたのでザックを背負ってた人は置いて 行く事にしました。ガスのそばを通る時 噴出するすごい音がして岩の辺りは黄色く なっています。山頂には誰もいないので デジカメを岩の上に置いてセルフで撮った ので山がうまく入りませんでした。 やはり山頂に立てて良かったと思いました。 |
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9:56 火山ガス噴出 9:53 山頂を下りることにしました。 それぞれの山の姿を目に焼き付け 写真に焼き付けて下山です。 岩の間を通りますがすぐ横では 凄い音とともにガスが噴き出して います。 |
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11:04 焼岳展望台で調査 南峰は立ち入り禁止になっています。 山頂直下の分岐から下を見ると雪渓を 下っている人が小さく見えます。アイゼン を持っていないらしく下るのに苦労して いるように見えます。岩だらけの登山道を 下ります。HaさんとEさんは先にどんどん 下りていきますが私は後続組と一緒に下ります。 展望台まで来ると消防庁の人が調査をして いました。温度の調査と言うことでカメラ をのぞかせてくれました。サーモグラフィ のようになっていて雪の所は青く温かい 所は赤くなって見えました。 この様な体験が出来て良かったと感謝です。 |
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小屋の前では食事をしたり休憩をしている人が数人います。 小屋の周りはまだ雪がありフキノトウが出ています。 やはり季節が遅いのですね。 お腹もすいたので何かちょっと食べることにして先に下りていた HaさんとEさんには先に下ってもらうことにします。温泉には 入れそうにもないけど私は後続組と一緒に下山します。 |
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11:29 焼岳小屋を出発して登ってきた登山道を下ります。 空を見上げると青空です。ちょっと足場の悪い登山道があり アルミのなが〜い梯子を下り、いくつかある梯子も下り 今登ってきた焼岳を振り仰ぎます。いつも思うことだけれど よくあの山に登ったなぁと感激します。 そして下を見ればゴゼンタチバナの花が蕾を持って迎えてくれます。 |
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マイズルソウの咲く登山道、スミレも沢山咲き再びニリン草の群生した 登山道へと戻ってきた。登山道の登り口にはラショウモンカズラが咲いている。 上高地はラショウモンカズラの多いところでもある。 13時20分に登山口に到着する。 登山道入り口にテガタチドリがひっそりと咲いていた。 |
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13:21 テガタチドリ |
無事登山口に戻ってきて登山届を出したところで着替えをするが 私はDさんにもらった体をふくシートで首や体を拭くとスッとする。 この時点で温泉は諦める。梓川の袂を歩いてバス乗り場まで行く。 バス乗り場にはさっぱりとした面々が待っていた。 14:40発のバスで新島々(15:45着)まで行き、電車に乗り換えて松本まで 松本からスーパーあずさ28号で新宿へ。松本駅でお弁当と飲み物を購入して スーパーあずさに乗車。さっそくお弁当を食べ、ビールやら焼酎やらで満腹 梅雨の時期にこんな素晴らしい天気で360度の大展望に出会えたことは大変 ラッキーでもあったし大変幸せでした。 2年越しの焼岳登山を実現できて さて、来年はどこにしましょうか? それは新宿の「世界のやまちゃん」で相談することになったのでした。 |