親子山教室・鴨沢〜雲取山(2017.1m)〜三峰神社
岳童コース第1回 |
親子山教室には保育園児・幼稚園児を対象とした入門コースと 小学校の児童を対象とした岳童コースがある。 今回は小学2年生から中学生までの子供たちが雲取山に挑戦した。 昨年の秋の台風の雲取山を経験している子供達も数人参加している。 今回も梅雨時とあって天気予報は雨ということである。 私は真っ白な孔雀サボテンに見送られて4時40分に我が家を後にする。 立川駅で流水麺さんとAさんと合流したがCHI君が体調を崩して立川から 引き返すこととなってしまった。流水麺さんは次の電車で奥多摩駅へと向かった。 ※記入している時間は一番最後を歩くので先頭と30分近く離れた時間もあるので 相当遅い時間になっている。 |
![]() |
![]() |
電車の中ではあまり登山客の姿が目立たなかったが奥多摩駅のバス停には 沢山の人がバスを待っている。千本つつじを見に行くという人達もいた。 増発バスも出て鴨沢まで乗車する。大した雨ではないので雨具はズボンで スパッツだけ付ける。雨具の上を着ると暑くてどうしようもないので傘を さすことにする。 |
![]() | ![]() 9:31 階段を昇る 9:43登山口 バスを降りて流水麺さんの説明があり身支度をして 階段を上る。しばらく行くと登山口につく。熊出没の 立札がある。 |
![]() |
![]() |
昨年も上った道を進んでいくとフタリシズカがお出迎え。雨にぬれたフタリシズカは とても美しい。こんなにあるのかと思うくらい群生している。秋とはまた違う表情を 見せてくれている。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
相変わらず雨が降っているが大したことはないので大助かり。 登山道はフタリシズカの群生が見られるがまだ白い花は見られない。 先頭から大分離れたので途中で待っていてくれる。再び歩き出す。 つつじの花が美しい。ギンリョウソウの赤ちゃんが顔を見せる。 子供達は元気に歩いている。 |
![]() |
12:32 堂所で昼食 途中マムシ岩で休憩をとり 堂所まで歩く。 ここは広い林があるので 多少雨がしのげるだろう。 昨年の台風の時もそうだが 立って食べることになった。 30分ほど昼食時間を取って 12:56歩き始める。 |
![]() |
![]() |
新緑の中にポツンとミツバツツジが姿を見せる。 誰もが思わず立ち止まって見入ってしまう美しさだ。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
昨年の台風の時のブナ坂は尾根が見えてきたから石尾根かな?と何度も思ったが 今年は意外に早く着いたように思う。 七ツ石・七ツ石小屋の分岐を見送って石尾根へと向かう。 遅れ気味に歩いていたIさんがますます遅れていく。とにかくザックがやたら 重そうなのだ。鍋・釜全部持ってきたのではないかと思うようである。 後ろからついて歩いていたのだが、休みたいなと思っても我々がいると休むことも 出来ないと言うそぶりが見えたので一人で歩いてもらうことにして我々は子供と一緒に 先に行くことにした。小2のK君は親がいないと甘えることなくちゃんと歩いている。 |
![]() |
![]() |
我々が到着してもIさんはなかなか姿を見せない。 そこでAさんとIさんの小6の息子のT君と二人で迎えに行くことにする。 先発隊は先に行って雲取小屋の前で待つことになった。 15:17やっと到着してIさんの重いザックをAさんが、Aさんのザックを T君が、T君の子供のザックをIさんが背負うことにして出発する。 それでもIさんはどんどん遅れてしまう。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
昨年はここの雲取小屋で宿泊したが今回は雲取山荘まで行かなければ ならない。私はここから先はまだ行ったことがない。 15:58 降りしきる小雨の中、小雲取山を目指して出発する。 きつい急坂もありなかなか大変である。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
苔むした登山道は大菩薩の柳沢峠から入る登山道とよく似ている。 苔の生えているところにはバイカオウレンがよく似合う。 とても小さな白い花なので清楚で美しい。 足元には白い花が散っているので上を見上げるとオオカメノキの 花が咲いている。 |
![]() |
![]() |
下の方にやっと雲取山荘が見えてきた。 Aさんが写真を撮りながら行く私を待っている。 何だろうと思ってそばに行くと目の前には美しい風景が 広がっている。ここまで来てよかったなぁと感激する。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
夕食も終わり我々大人たちは 流水麺さんの部屋に集まり 飲むことにした。すると子供たちが 呼びに来たので行ってみると何か 遊びをするらしい。 いつのまにそんな相談をしたの だろう。みんなが一緒になって 楽しませてくれた。子供って 素晴らしい。 |
![]() |
6:14 翌日はよい天気になった。 朝日を見ようと4時起床。 外に出てみると太陽は姿を かくして顔を見せてくれません。 ヘッドランプをつけもう出発して いる人達もいる。 食事をして身支度を整えて ザックはおいて雲取山山頂まで 行くことにする。 残念だが、Iさん親子は雲取山山頂 から鴨沢へ下山してもらうので ザックは背負って登ることになった 雲取山荘から急登を登って行くと 雲取山山頂に到着する。 |
![]() |
7:06 雲取山山頂 2017.1m 山頂は雲はあるものの富士山 甲斐駒ケ岳・北岳などは美しい 姿を見せてくれている。 沢山の人が写真を撮ったり話に 夢中になったりとにぎやかだ。 この山頂でIさん親子とはお別れだ。 鴨沢へと下ることになった。 子供達は元気だがIさんの体力が 今回は問題である。無事について くれるのを祈るのみ。 我々は雲取山荘まで戻りザックを背負い 三峰神社まで下らなければならない。 Iさんと別れ雲取山荘へ戻り8:05出発する。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
芋ノ木ドッケとは面白い名前である。 芋ノ木とは、ウコギ科の落葉高木のコシアブラのことで ドッケとは「突起」がなまった言葉 コシアブラの木の多いとがった峯につけられた名前 |
![]() |
![]() 屋根の上に布団が干してある。 ボロボロになって中の綿が出て布は 破けている。干してあるということは この布団に寝るということ? 寝てみたいという勇気の持ち主はいる? |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
三峰まで6.5kというところでSさんが転倒して捻挫してしまった。 まだこれから先、長い登山道が待っているのに大丈夫だろうか? 私がバンテリンのスプレーを持っていたので、とにかく冷やさなければ ということでスプレーする。Aさんと私のストックを使いダブルストックで 歩いてもらうことにする。随分痛いだろうと思うけれど気丈夫に頑張って 歩いている。流水麺さんも前から来てもう一度沢山スプレーしてテーピング する。AさんはSさんの後ろから見守りながら歩く。私は最後尾を歩く。 |
![]() |
![]() |
三峰までの登山道はアップダウンがあり普通でも大変なのに捻挫した足では とても辛いだろうに頑張って歩く。こんな岩場では特に大変だ。 でも普通の人が歩くスピードで頑張っている。 |
![]() |
![]() |
お清平 悲恋に泣いた炭焼きの娘、お清の物語・・・・と言えばロマンチック 修験者が小石に経文を書いて埋めた所 と言えば厳粛な気持ちになる 二通りの言い伝えのある場所である。 急坂を下るとそこは広いお清平である。ここで昼食にする。 捻挫したSさんの足は腫れてきている。もう一度スプレーして冷やす。 そして痛み止めを飲む。 子供達は元気で食事がすむと走り回っている。 |
![]() |
周りは雑木林に囲まれてい て展望はないが木々の新緑が とても美しい。数人の人が 食事をとっている。 12:13 出発する。 |
![]() |
![]() |
霧藻ヶ峰 通称燕岩と呼ばれていたところですが、秩父宮さまが昭和18年8月18日に 登山された時に命名されたものです。霧の中に揺れるサルオガセから得た 発想であるそうです。小屋があり販売もしているようです。 ここから下を見ると三峰の駐車場、屋根などが見られる |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
その行事には間に合わなかった。 下っている途中で地元の世話役の 方々が下ってきた。花の名前を 教えていただいたり捻挫したのを 見てテーピングをくださろうと した。途中であった登山客に子供達 が登山靴をはいているのに感心して 立派な装備ですねと声をかけて下さ ったり皆さん親切でした。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
やっと奥宮に到着する。長かった登山道だった。 一人捻挫した人がいたけれど他の人たちは無事に登れたことに感謝して 手を合わせる。そして三峰神社にお参りしてお礼申し上げる。 そのあと土産物店で流水麺さんやSさん達と合流してビールで喉を うるおす。今回はIさん親子が雲取山から鴨沢に下山したり、Sさんが 捻挫するというアクシデントがあった。 下山は疲れているので怪我をすることがある。私も下りは注意して 下りるようにしている。 午後3時45分発のバスに乗り西武秩父駅へ。そこから特急レッドアロー号に 乗り皆で酒盛りが始まる。それぞれの場所でおり、私は新宿まで行き 中央線・総武線と乗り継いで我が家には午後8時に着いた。 |