2008年8月2(土)・3日(日)晴れ |
親子山岳童の有志で八ヶ岳の北横岳へ行く計画があり参加することになった。 北横岳は残雪のある3月頃に行ったことがあり第1日目は雪が少なくその夜 ドカッと降って感激した思い出がある。北横岳ヒュッテに宿泊し豪勢な夕食だった。 今回は相模湖と調布に集合で2組に分かれて私は相模湖集合組である。 車を出して下さるSuさんが30分ほど遅れるという連絡が入ったが予定通り 相模湖へ向かう。双葉パーキングで調布組と合流して麦草峠へと向かう。 調布組はレンタカーを借りて出発したが途中渋滞に引っかかったようだ。 天気はガスって中央道ではアルプスや八ヶ岳は見えないが雨の心配はなさそうなので ひとまず安心である。親子山の家族3家族と流水麺さん家族にサポーターのAさんと 私の11人である。子供は小学校1年生・3年生・5年生・6年生の4名である。 |
8月2日・第1日目(土)晴れ |
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7:34 相模湖駅の赤ちゃんツバメ 車を出して下さるSuさんが30分ほど 遅れるという連絡を頂いたのでのんびりと 駅周辺で待つが昨日の花火大会の後のゴミが 汚いのでベンチに座る気にもなれず、飛び かうツバメが目に留まる。 高尾まで来るとツバメをよく目にするが 東京方面はあまり見かけなくなった。 上の方で雛の声がするのでカメラを向ける。 暗くてよく見えないがシャッターを押して みる。そうこうしていると流水麺さんと Chi君が姿を現す。そのうちSuさんの車が 到着したので出発となる |
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車は中央道から諏訪ICで下りてメルヘン街道を高原へとひた走る。 高原で車の窓を開けると涼しい風が入ってきて気持ちがいい。 麦草峠にはたくさんの車が止まっている。綺麗なトイレがあるので 用を足して車道をまたぎ、登山口へと出発する。 |
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登山道へと入ると道標があり、茶水池が現れる。木道が敷かれているので その上を歩いてさらに奥へと進んでいく。苔むしたシラビソ林へとはいって行く。 再び木道を歩き出た所が陽がさんさんと降り注ぐ大石林道に出る。気持のよい風が 吹いている。少し休憩する。雨池方面に向かうと再び木道になりやがて雨池に到着 |
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雨池に12:33に到着して昼食にする。子供達は池に沿って走り何かを探して遊んでいる。 「お昼にするよ〜」と声をかけると戻ってきて水が冷たいところとあったかい所が あったよと報告する。トンボがたくさん飛んでいてまだ生まれたばかりなのか手に止まって 動こうとしない。時間もたっぷりあるのでのんびりと食事をしてゆったりした気分になる。 |
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キベリタテハ(黄縁立羽) 標高1500m以上の山岳地帯に 棲息し、林道や湿地帯を飛び 回り路上、倒木、崖などに止まる。 花に来ることは少なく、樹液や 腐った果実、獣糞などに集まり 汁を吸う。外縁に黄色い太い 縁取りがあるのでついた名前 レースの縁取りをもってる様で 美しい。食事も終わりのんびり している時に飛んできて美しい 姿を見る事が出来た。 |
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雨池でトンボを追いかけたり蝶を追いかけたり池の水で遊んだりとのんびりとして 出発することにする。池の周りをグルッと回るのも良いが笹原の登山道へと入って行く。 普段は水があって通れないそうだが今日は水がないのでそこを通り双子池方面へと向かう。 |
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13:44 雨池峠・双子池への分岐 笹が葉が刈られて敷き詰められた 登山道を通り進むと分岐に出会う。 分岐ではマウンテンバイクで山越えを するという若者二人に出会う。 蓼科湖から蓼科山を越えて麦草峠へ 行き再び蓼科山を越え蓼科湖へ戻ると 言うことである。素晴らしいなぁ! 「気をつけて」と言って別れる。 これからこの登山道を雨池峠へと 登って行く。 |
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13:46 イチヤクソウ この分岐のところでAさんが 「イチヤクソウがあるよ」と教えて くれた。 |
![]() ゴゼンタチバナ 登山道に入ると大きな石の登山道となるが 脇を見るとシナノオトギリやゴゼンタチバナ・ バイケイソウが私たちに安らぎを与えてくれる。 |
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雨池峠の分岐を登山道へ入り20分ほどの所で小休憩をとりやがて笹原の草原に出て 木道を歩き1時間ほどで縞枯山荘に到着したので「えっ、もう着いたの?」という感じだ。 |
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縞枯山荘のコーヒーは美味しいからということで休憩することにする。 テラスで周りの縞枯れの山々を眺めながら大人はコーヒー・缶ビール。 子供はぜんざいを注文。値段は800円で少々驚くがここは山の中である。 物が高いのは致し方のないことだ。ロケーション抜群の中で食べられる のだから風景込みというお値段 15:01 おいしいコーヒーを頂いて再び坪庭へと出発する。草原の木道を 歩くこと10分余りでロープウェイの見えるところに到着する。 |
![]() | ![]() シソ科 イブキジャコウソウ属 小低木でハッカに似た香りがする |
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15:22 記念写真 2240m 山頂駅のトイレは50円の有料トイレ だそうだ。キツツキがひもを引っ張ると 木をつつくのが面白い。 その前で記念写真を撮っていよいよ 北横岳に向けて出発だ。 |
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15:26 坪庭の 階段を登る 坪庭を通り 進むと花も 色々咲いて いる。 アカバナ ヤマハハコ アキノキリン ソウなど いったん下り 北横岳の登山 道へと入る |
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16:20 北横岳ヒュッテ到着 荷物を部屋に置いて 山頂に行ってみる ことにする。 部屋にはすでに 4〜5人ほどの人が 布団に休んでいる。 夏休みということも あるのだろう。 部屋は満席のようで ある。小屋のご主人 から廊下・部屋では 静かにするようにと 子供達に注意があった。 |
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16:47 南峰 | 16:53 北峰 |
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16:58 北横岳北峰 2480m 北横岳ヒュッテから から15分ほどでで到着 山頂はガスっていて 何も見えない。 山頂は風が強く 長袖を羽織ってきて 正解である。 明日の朝も来るので 記念写真を撮って 下山する。 ヒュッテから15分ほどで 山頂と言うのがいい。 |
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6時から夕飯と言うことで食堂へ行くと「すき焼き」が用意されている。 我が家ですき焼きなんてことがないので非常に嬉しい。豪華である。 山の中の食事に野菜がたっぷりと言うことも嬉しいことである。 食事が終わり部屋に行くと子供達はトランプで遊んでいる。 早々に布団の中に入り就寝 3時頃だろうか。Aさんの「星がきれいだよ」という声で早速外に出てみる。 素晴らしい星空である。星が大きく見えると子供達も大喜び。 流れ星が5〜6個くらい見る事が出来て久しぶりに見る流れ星に興奮する。 大人も子供も喜びの声が大きかったのか小屋のご主人が目を覚ました。 |
8月3日・第2日目(日)晴れ |
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4:46 朝陽 素晴らしい夜明けだ 夜明けを待つ間も 長袖を着ていると 寒さは感じない。 皆そろったところで 山頂まで朝の散歩だ。 |
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山頂からは南八ヶ岳・蓼科山・八ヶ岳方面・甲斐駒ケ岳など 素晴らしいアルプスの峰々を望むことが出来て感激する。 相変わらず山頂の風は強いけれど雲の様子が刻々と変化していく。 |
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北横岳ヒュッテまで戻りその前を下って行くと七ッ池へ行くことが出来るので 行ってみることにする。以前来たときは雪で行かれなかった。 美しい池には山が逆さに美しい姿を映している。 子供達は石でいくつ飛ばせるかと池で遊ぶ。 |
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6:51 北横岳ヒュッテ お世話になった北横岳ヒュッテとも お別れだ。みんなでご主人に写真を お願いして撮って頂く。 又の来訪を約束してお別れする。 今度は雪のある頃期待と思う。 |
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北横岳ヒュッテを出発して来た道を下って行くが「こんなところ、通った?」 同じ道でも登りと下りはちょっと違うように感じることはよくあることだ。 ジグザグの道をどんどん下って行く。坪庭に出る所の沢でコイワカガミが 咲いていた。沢なので涼しいのだろうか?他のコイワカガミは全部咲き終わった 花ばかりなのに。遠くにあっても目立つ花である。 坪庭に出ると小鳥がそばで歌っている。望遠で撮ってみたが鳥の名前はわからない。 |
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前を行くRi君、縞枯山荘で休みたいなぁと呟いていたけれど残念ながら通過した。 休憩ポイントは縞枯山の登山口であった。ここから直登の急登が続くが岩ゴロゴロの 登山道である。 |
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7:50縞枯山登山口を出発して直登の急登を登ること30分で縞枯山山頂へ到着する。 岩ゴロゴロの登山道で歩きにくいけれど子供達は元気に登って行く。 この急登は短いのでゆっくり登れば大丈夫だ。子供達はもう先に登って待っててくれる。 山頂から展望台へと行くことにする。枯れ木の様子が素晴らしい。 |
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展望台は大きな岩を越えていかなければならない。子供達はこのような岩が 大好きだ。でも十分気をつけなければ落ちたら最後という危険なところである。 展望は素晴らしい。 |
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縞枯山への登山道は岩がごろごろした直登の急登だが、茶臼山も同じように 直登の急登である。が登山道は短いので助かる。茶臼山も展望が良くないので 展望台まで行く。ここでも風強し。子供達は端まで行って遊んでいる。 |
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下山道は相変わら岩がごろごろする登山道である。足も疲れているので 気をつけて歩くように子供達に注意しながら下って行く。 |
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10:32 中小場 2232m 中小場と言うところに到着する。 今登って来た縞枯山・茶臼山が 後ろに控えている。 中年ハイカーが次々と来る。 小休憩して下ることにする |
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下山道は相変わら岩がごろごろする登山道である。15分ほど下ると 大石峠に到着する。ここで少し早いけれど昼食にすることになった。 |
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それぞれの場所でガスバーナーの音がする。私はAさんの作るラーメンを 御馳走になる。ゆっくり時間を撮って昼食タイムだ。 周りは心地よい風が吹いてアキアカネが飛び交っている。山はもう秋なのだ。 ナナカマドの葉が所々紅葉している。 |
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11:50 ハクサンフウロ | |
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12:36 縄文の湯 |
大石峠で昼食を終えて下山するが登山道は木道になり登山口が近いことを 思わせる。10分余りで登山口に到着する。 車に分乗して温泉へと向かう。車の窓を開けて高原の風を入れ気持ちが良い。 縄文の湯に入りさて、ビールと思ったがアルコール類を置いてないということで がっかり。2日間涼しい山の空気に触れて楽しい親子山の山行であった。 |