茅ヶ岳 1704m
                        2005年5月28日(土)曇り

                   クラブツーリズムバスツアーにて(31名)


               【ワンポイントガイド】
                  秩父山塊の前峰に八ヶ岳に似た山容を持つ茅ヶ岳は、「日本百名山」の
                  生みの親として有名な登山家・深田久弥の終焉の地としても知られています。
                  「百の頂に百の喜びあり」とある記念碑には、深田氏の山を愛する心が
                  刻まれています。ということで茅ヶ岳に行く事になりました。
                  今回は花の案内人同行と言うことで花の好きな私は楽しみでもあります。
                  50種類くらいの花があるということなので花の写真で一杯になりそうです。

「コース」
        新宿発7:30→中央道→大明神登山口9:50→女沢林道→女岩11:15→深田久弥逝去地12:09→
        茅ヶ岳12:30(昼食)→女岩13:56→登山口15:05→桔梗温泉(入浴)15:54→新宿

「Member」 ツアー31名(我がメンバーは6名)・花の講師・石井ひでかず先生・添乗員は加藤さやかさん・ドライバーは星さん

「百名山 深田久弥伝」田澤拓也著より抜粋(リーダーのM氏調べ)
           文学者、登山家。
           明治36年(1903年)石川県大聖寺町(現、加賀市)生まれ。
           記憶力の良い利発な少年。歩き、読書好き。一高、東京帝大(分科乙類:ドイツ語)
           山への憧れの原点は自宅から観る「白山」。小説代表作「津軽の野づら」俳句にも興味を抱く。俳号「九山」
           結婚:北畠美代【小説家・脊椎カリエスの病身ながら聡明で溌剌とした気性(離婚)木庭志げ子と再婚32歳
           [文芸評論家 木庭一郎の令嬢]志げ子との間に男子2人誕生】
           酒好き。「山と高原」に連載した「日本百名山」が好評。
           「日本百名山」の選定の基準第一は山の品格第二は歴史第三は個性追加的条件として標高1,500m以上を目安とした。
           筑波山(877m)と開聞岳は例外。
           山岳関係の洋書購入には多額のお金を注ぎ込むが暮らし向きは極めて質素。衣食住は無関心。
           (例えば表札はかまぼこ板)自分を誇張したり、見栄を張ったりすることが大嫌い。
           
  
9:50 駐車場に到着
この駐車場のそばに
深田久弥公園があります。
2基の簡易トイレが設置
されています。
さっそく準備運動をして、
4班にわけられます。
私達は8人で1班です。
休むたびに交替しますが、
1班は先ず先頭なので先生の
話が良く聞くことが出来ます。   
                      歩き始めてすぐギンランを見つけた。
                      ササバギンランとの先生のお話です。
  
←ササバギンラン

葉が細長く笹の葉に
似ている。落葉樹林に
生える多年草。茎は
30〜50cm。葉は数個
互生し、長さ10〜15cm
茎頂に白色で長さ約1cm
の花を数個つける。
花は半開で上を向く。
花期 4〜6月
  
←フタリシズカ(二人静)

花を静御前の亡霊2人の
艶美な舞姿にたとえた。
山野の林内に生える
多年草。高さ30〜60cm
花穂は2〜5個。
花期 4〜6月
  
ヒメウツギ(姫空木)ユキノシタ科

生育地 山野の岩地や石灰岩地。 由来は枝が古くなると中空に なるから。花期 4〜5月 高さ1〜2mの落葉樹。 白い花が枝先から 下向に房になって垂れ下がる。 花は15mmほどの5弁花。 雄しべの両側に翼があり 上部で次第に広がり先はとがる。
コバノガバズミ・スイカズラ科

木の高さ2〜4m位になる落葉樹。 葉は対生し長さは4〜10cm程の 倒楕円形をしており、若い枝には皮目がある。 葉の縁には荒く鋭い鋸歯があり、 両面には星状毛があり、葉柄の付け根には托葉がある。 花期は4〜5月。枝の先に直径5mm程の白い花を沢山咲かせる。 花は先端が5裂し広がり雄しべは5個で、秋には直径7mm程度の赤い実をつける。
ミヤマハコベ(深山繁縷)

山地谷沿いの湿地に生える
多年草。葉は黄緑色で対生
し、広卵形で長さ1〜3.5cm。
直径1〜1.5cmの白花を開く。
花弁5個は深く切れ込み10弁
に見える。花期は5〜7月
エゾノタチツボスミレ(蝦夷の立坪菫)
山地の生える多年草。
茎葉直立し高さ15〜40cm。
葉は2〜4p。花は白色〜
淡紫色。
花期は5〜6月
 
11:13 岩場の登山道

花を見ながら登ってきましたが
岩がゴロゴロしてきました。
この少し下のほうで我メンバー
の一人が体調が悪く一人下山
しました。危険場所はなかった
ので一人でも大丈夫との判断です。
まぁ、大事をとったと言うこと
でしょう。もうすぐ女岩です。
11:15 女岩に到着

大きな岩に美しいウツギの花が
咲いています。岩の間から水が
湧き出ていますので早速飲んで
みました。冷たくて美味しい水でした。
この場所は楓やチドリノキが沢山
あって新緑はもちろん美しいけれど
秋の季節は赤や黄色でさぞ美しい
だろうと想像がつきます。
チドリノキは葉が楓とまるで違う
形をしています。がブーメランが
ついているのが楓の仲間だと言う
ことです。
                          
11:23 女岩を出発
女岩を来た道を少し下り
今度は左に回りこんで急登
の登山道を登ります。
やはり岩がゴロゴロしています。
ここから本格的な登りになります。
ナツトウダイもありましたが花は
もう終わっておりました。
←オオバユキザサ(別名:大和雪笹)
和名は大和国(奈良県)にちなむ。
茎は長さ50〜70cm。
葉は10〜15cm。雌雄胃株。
雄花は白色〜緑白色
花期は6〜7月。
トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)→
花 紅紫色で漏斗状、雄しべが10個
葉 三枚輪生、広菱形
葉とほぼ同時に開花。
ミツバツツジより標高の
高いところに生える
ミツバツツジは雄しべが5個。
  
12:09 深田久弥終焉の地

12:03尾根道に出て、そこから
5〜6分も歩くと登山道の傍らに
石票が立っていて「深田久弥先生
終焉之地」と書かれている。
1971年(S.46年)3月21日「茅ヶ岳」
山頂近くの尾根を親しい友人と
歩いていたとき、脳卒中で倒れ
その場で息を引き取る。享年68歳。
仲間の「この辺りはイワカガミが咲いて、
綺麗です」との言葉にすっかり喜び
「そうですか」とうなずいたのが
最後だったと言うことです。   
          
12:17 イワカガミ(岩鏡)

山地の岩場や高山の草地に
生える多年草。葉の表面に
光沢がありこれが和名のもとと
なっている10〜20センチの
花茎をのばし、淡紅色の花を
3〜6個つける。
花期は4〜7月
マイズルソウ(舞鶴草)

葉を2個広げた姿を
鶴の舞う姿にたとえた。
山地から亜高山帯の
針葉樹林内に生える
多年草。茎は高さ
10〜25cm。葉は長さ
2〜4cm。実は赤く熟す。
花期 5〜7月   
12:30 山頂に到着

イワカガミ、マイズルソウを観ながら
岩の急登を登ると山頂に到着。
山頂は曇りの為展望はありませんでした。
余り広くなく周りにはつつじの花が
広場を取り囲むように咲いています。
まず昼食でツアーのセットについて
いるお弁当を頂く。座った周りには
フデリンドウやマイズルソウが
可愛い花を咲かせているので
傷めないようにザックを置く。
食事を終わって皆で記念撮影。
石井先生と加藤さやか添乗員にも
加わって頂き賑やかに写真におさまる。
さやか添乗員は今度中国にいらっしゃる
と言うことでした。  
 
フデリンドウ(筆竜胆)

山野の日当たりの良い所に生える
高さ6〜9cmの2年草。
花は長さ2〜2.5cm。和名は蕾の
形が筆の穂先を思わせる事による。

茅ヶ岳山頂

岩がゴロゴロしている山頂で
周りはつつじの花に取り囲まれて
美しい。    
  
アオダモ【青ダモ】モクセイ科トネリコ属
別名、コバノトネリコ アオタゴ
山地に生え5月末〜6月に花が咲く。
高さ10〜12m、太さ30〜50cmになる落葉樹。雌雄異種
平地や山地のやや湿った所に生える。
細い花びらの白い可愛い花が咲く木。
アオダモは強靱で、プロ野球選手が使う
野球のバットの材料として有名。昔から天秤棒や
輪かんじきの材料として使われている。
また猟師たちは生木でもよく燃える木として
知っている。枝を切って水に入れると
藍色の蛍光を発する水になることに由来する。
この青い水はアイヌ人が入れ墨をするときに
消毒用に使った。遠くだったので花の形がよく
判らなかったのが残念でした。  
  
スノキ(酢の木)
属名 ツツジ科スノキ属
名の由来 果実や葉に酸味が
あるのでこの名がついた
特性 葉は単葉で互生。
前年枝の先に赤い筋のある
緑白色の花が1〜4個下向きに咲く。
花冠は長さ6〜7mmの鐘形。
先は5裂し反り返る。
直径約8mm、黒紫色に熟す。
酸味があり食べられる
花期は4〜5 果期7〜8月

 
13:20 登山道

13:10山頂を出発して
登ってきた道を下ります。
大きな岩の間を下りますが
下りは早いです。
「深田久弥終焉の地」には
13:24に着き女岩には13:56着。
途中ニリンソウの群生している
ところがあったりズミの花が
咲いていたりして楽しめます。
山椒の花も咲いていました。
コアジサイはまだ蕾が固くて少し
早かったようです。
             
    14:24 サクラ
     先生から離れていたので
     サクラの名前が良く判り
     ませんでした。

  
     ミツバウツギ
     高さ3〜5cmの落葉低木
     葉が3枚で茎が中空で
     ある事によりこの名前
     がある。花期5〜6月     
15:05 深田記念公園

「深田久弥と茅ヶ岳」や
「百の頂に百の喜びあり」
の石碑が建っています。

      15:13 茅ヶ岳→

深田公園から眺める茅ヶ岳
いつも下ってきて思う事は
あんな高い所に良く登った
なと自分で感心します。
                             今回はいつもと違って山を歩く方にとってはきっと期待半減
                             と言う方もいらっしゃったかと思います。
                             山のことより花中心に説明がありましたので私としては色々な
                             花が見られたことは良かったかなと思います。
                             いくつも花の名前がわからないのもありますのでもし、ご存知の方が
                             いらっしゃいましたら教えていただければ嬉しく思います。
                             又、先生がご覧頂いて違っていたり名前がわからないものをお教え頂けたら
                             と思います。皆様宜しくお願い致します。
                             秋の紅葉の頃再び訪れることが出来ることを期待してこのページを閉じます。
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