柳沢峠〜大菩薩 |
新緑の柳沢峠を歩きたいので久しぶりに行ってみることにして高尾駅で合流する。 電車は空いていてゆっくり座って行くことが出来た。途中電車の中から見るアルプスは ガスっていてはっきりと見ることが出来なかった。 塩山駅で下車すると予約を入れてあったので八巻さんが待っていてくれて柳沢峠まで運んでくれる。 |
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タクシーで柳沢峠まで送ってもらい、トイレ、身支度をする。 いつもこの場所にはツーリングの若者が沢山休憩している。 新緑の山々を眺めながら走るのは気持ちがいいだろう。 富士山はうっすらと眺めることが出来る。 タンポポの黄色い花が群生していて美しい。準備が出来たので出発する。 |
![]() 9:24 登山口 階段を登り少しの間急な坂を登ると緩やかな 登山道になる登り始めて間もなくコチャルメル ソウが咲いている。小さな目立たない花なので わかっている人でないと見落としてしまう。 |
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9:44 登山道わきで咲いていた 見たことがあるような気もするが 色々本を調べているのだが花の 名前がわからない。 もしわかる方がいた教えて下さい。 |
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何度も歩いているのでだいたいこの辺りにはどんな花があるということは ある程度分かっているが少し時期が違うと花もずいぶん変化がある。 スミレが沢山咲いているが名前がよくわからない。でもとても美しい スミレの花だ。 |
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何度も歩いているこの登山道で初めてワチガイソウに出会うことが出来た。 ナデシコ科の多年草。 茎は直立し、高さ10〜15センチ。春、茎の先に小さな 五数性の白色花を少数開き、茎の下部に閉鎖花をつける。落葉樹林下に生え 関東地方以西の本州から九州、および中国に分布する。 エイザンスミレも白いのとピンク系が咲いている。 |
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梅ノ木尾根分岐を少しブナ坂方面へ入った所に見晴らし台があるので 時間に余裕があれば寄ってみるのも良いと思う。 |
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六本木峠の分岐を直進すれば黒川鶏冠山へ右に進路をとれば丸川峠である。 今回は丸川峠へと向かう。8人位のパーテイーが追い越して行った。 |
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このあたりからフモトスミレが沢山咲いている。最初は何と言うスミレかと わからなかったが、帰ってから2004年の5月に来た時を振り返り教わっていた。 その時は天庭峠の所に少しあっただけだが今日は沢山咲いていて楽しい。 科名・属名: スミレ科 スミレ属 草丈3〜6cmの多年草。葉はやや水平に広がり、卵形〜円形と変化が大きく 長さ1〜3cm。表面は暗緑色で光沢がなく、裏面は紫色を帯びる。鋸歯は普通低くて細かい。 花は直径0.7〜1cmと小さく、花弁は白色で唇弁に紫色の筋が入る。中には各花弁に 紫色の筋が入り全体が紅紫色に見える花もある。側花弁の基部は短毛が密生する。 |
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![]() 上が極端にクルッとめくれてて面白い 形をしたスミレ。でも色が濃く美しい スミレだった。 |
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キンポウゲ科 イチリンソウ属 山地帯〜高山帯の林内や林縁などに生える多年草。高さは5〜15cmと小さい。 苞葉の間から、短毛のある花柄を伸ばして、頂に小さな白い花を一個つける。 白色の花弁状の5個は萼片。 茎葉は写真のように、3出複葉で、3個輪生しており、 根生葉は有るものと無いものがあるが、無いことが多い。 今回はいたるところに咲いていた。 |
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10:31 苔むした登山道を行く | 10:50 ムシカリがあちこちに咲いている |
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この辺りは苔むした気持のよい道が続いている。 でも今日の登山道では苔もからからに乾いていてしっとり感が 薄れて少々ガッカリ。でもヒメイチゲやスミレが沢山咲いているので 歩いていても楽しい登山道だ。 |
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11:07 小さな春リンドウ | |
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柳沢峠から登ってくるとこの坂が唯一の上り坂だろう。 あとは緩やかなので初心者にも歩き易い登山道である。 風が爽やかで気持ちが良い。そばにはムシカリの花が咲いて 登山者を楽しませてくれる。 |
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岩の苔むした登山道がずっと続いていて、ヒメイチゲの群生、スミレが咲き私達の目を 楽しませてくれる。いつも沢山の花があるので「アッ、これは何なにの花だ」となかなか 先に進めない。花の好きなWaさんや私にとってはいつも時間のかかる登山道なのだ。 丸川峠が近くなってくるとまた、新しい花が顔を出す。バイカオウレンである。 |
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梅花黄蓮 (ばいかおうれん)
キンポウゲ科の常緑多年草。 地下茎は細長く横にはう。茎は高さ約10センチ。 葉は硬く光沢があり、掌状に五全裂し、長さ、幅ともに約2センチ以下。 花は3〜5月、茎頂に1個ずつつき、純白で径約1.5センチ。果実は袋果(たいか)で 側面に1本の脈がある。名は、花形がウメの花を思わせることによる。また葉が ウコギ(五加木)に似るのでゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)の名もある。 本州、四国の亜高山帯の針葉樹林内に生える。 |
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12:16 丸川荘 丸川峠の裏の広場には先ほど私たちを 追い越して行った人たちと思われる 数人が休んでいる。私達は小屋の中で お昼を頂くことにする。 皆のザックの中から色々と出てくること。 小屋の只木さんと一緒に食べる。 缶ビール1本づつで乾〜杯!!皆で ワイワイと1時間ほど昼食時間を過ごす。 |
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【乱葉葵・蘭葉葵】ウマノスズクサ科の多年草。 葉は長い葉柄があり、広卵形または矛形で、基部は心臓形となる。 葉質はやや薄い。開花は4〜5月。萼筒(がくとう)は丸みのある円筒形で 入口は小さな穴となる。萼筒の内壁には網状のひだがあるが、下部では 縦ひだのみが顕著となる。萼片は広卵形で開出する。花柱は背部が角(つの)状に 突出し、その基部に円形の柱頭がある。関東地方南西部、静岡県東部、山梨県南部に分布する。 【九輪雪筆】タデ科の多年草。 茎は直立し高さ15〜35センチメートル。 根出葉は長い柄(え)があり、卵状心臓形で先は鋭くとがり、膜質で裏面は粉白色を 帯びる。茎葉は茎を抱く。5〜7月、円柱形の花穂を出し、腋生(えきせい)花序は短く 頂生花序は長い。花被(かひ)は白色。本州、四国の深山の陰地に生え、朝鮮半島 中国にも分布。名は、重なった葉の上に白い筆状の花穂がつくところからきている |
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丸川を出発する際に突然蛇が出てきて大騒ぎ。毒のある蛇ではなかったのでほっとする。 「家の守り神だから大丈夫」と只木さん。数年ぶりに蛇と遭遇した。 缶ビール1本と食事をしたので少しの上り坂も体にこたえる。これから先はバイカオウレンの 花が私たちを楽しませてくれる。ゴゼンタチバナはまだ葉が出たばかり。 数人の人とすれ違う。 |
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大菩薩を通り介山荘に下山予定だったがEnさんが唐松尾根を下ったことがないというので 唐松尾根を下ることにする。ロッジ長兵衛まで下山する旨塩山タクシーの八巻さんに電話。 ここから先が石がごろごろして歩きにくい道が続く。 |
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福ちゃん荘の前には親子が休憩していたがその脇を通り車道ではなく登山道に出る。 車道と並行して歩くことになる。我々は登山道の方が好きなのでこちらを歩く。 |
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15:59 ロッジ長兵衛 タクシーは待っていてくれた。 トイレタイムを取りタクシーで 塩山まで送って頂く。 車中からは新緑が美しい。 昨日は大勢の人でにぎわったと いう情報を聞く。 お腹もまだ空かないので中華料理の 店「菊亭」に寄ろうかと思っていたが 今日は高尾まで帰ることにする。 ここでデジカメの電池切れとなる。 |
塩山からの電車は空いていてゆっくり座ることが出来たが駅駅で5分止まったり7分 止まったりするので時間のかかること。 高尾駅でWaさんと別れて我々3人は「あさかわ」へ寄ることにする。 時間も6時過ぎていたのであさかわもすいている。「今日あたり来るよ」と お店では言ってくださっていたらしい。こうして声をかけていただけるので ついつい足が向くお店である。YoさんやEnさんは丸川荘でのんびりとした ことがなく、まして只木さんと話もしたことがなかったので喜んで頂いたようで 良かったかなと思っている。久しぶりの大菩薩で沢山の花に出会えて楽しい一日 を過ごすことが出来た。またいつの日にか! |